今あるもので出来る、最高のサービスを始めよう
日進乳業様では「スーパーOEM」というコンセプトを掲げ、多岐にわたる顧客のオーダーに柔軟に応える技術力が武器です。そのため、まずその武器を最大限活かせるものであることが重要でした。
しかし、これまでとまったく異なるカテゴリの商品を製造するには、新たな機械や設備などスタート時点で莫大なコストが必要となり、さらに売るためのコストも掛かります。そのことから、今ある設備で製造でき将来性があるものと調査しました。
調査の結果、当時市場が伸びていたグミであれば、今ある設備で製造でき、かつ Web戦略を考えた際にも、競合他社は存在しましたが、十分勝てると判断し、グミのOEM製造受注サイト『グミ研究所』を立ち上げ、デジタルマーケティングを行うことにしました。
また、「グミ研究所」の成功をベンチマークとして、姉妹サイトとなる、キャンディのOEM製造受注サイト『飴・キャンディ研究所』も制作いたしました。
競合他社がいる中、検索順位1位を取るためのグッドアイデア
コーポレートサイトとは別で、グミのOEM製造受注サイトを立ち上げた理由としては、まず、グミをOEM製造に特化した専門性の高いWebサイトしユーザーから信頼されたかったこと、さらに当時「グミ OEM」で検索した際に、検索上位を獲得している競合他社を見たときに、入り込む余地が十分あると思ったからです。
また、企業名の「日進乳業」が見えてしまうと、一事業の紹介程度に取られてしまい、他社との差別化がししづらくなってしまうため、あえて目に触れないように『グミ研究所』を全面に押し出した構成にしました。
しかし、新しいドメインで、検索順位を上げることは容易ではなく、サービス紹介だけでは、ボリュームが圧倒的に足りず、SEOでは弱く検索上位を獲得するが難しい状態でした。そこで、考えたのが、名前の通り「グミ研究員」が、既に販売されている他社メーカーのグミを、独自の視点でレポートする「グミカルテ」というコンテンツを考えました。そうすることで、世の中に販売されているグミの数だけコンテンツが作成できます。
結果、『グミ研究所』はOEM製造受注サイトなのでターゲットは法人ですが、この『グミカルテ』は、一般消費者にとっても面白いコンテンツとなり、SNSでの拡散も行うことができました。
さらに、Webサイト公開と合わせて、起爆剤としてエイベックスマネジメント様と企画を立て「グミdeコロン」を製造。企画からグミが出来るまでの工程を、動画にしYoutubeにアッププロモーションを行いました。
その後も、カルビー様や、白い恋人で有名な石屋製菓様、スマホゲームのモンスターストライクで有名なミクシィ様など、業種問わず大変多くの大手企業様から製造依頼を獲得できました。
OEM製造という大きな金額が動く分野で、毎日お問い合わせを獲得
グミに特化したことで、コーポレートサイトだけでは説明しきれないグミの製造構造や、企画提案方法など、OEMでできることを細かく説明しています。グミの食感や向いている商品傾向、対応可能ロットなど具体的な内容で丁寧に説明することで、見込み顧客の精査、これまでに関わることがなかった別業種からのお問い合わせなどを獲得しています。
さらには、コラボレーションしたい企業があれば、興味を持ってもらえそうな企画を立てブログで発信し、実際に狙った企業からお問い合わせいただけました。
OEM製造という大きな金額が動く分野で、毎日お問い合わせを獲得できるWebサイトに成長させることができました。
著名人とのコラボで認知度アップ!日本を飛び出し世界で取材されるまでに大成功。
『グミ研究所』立ち上げ後、これまで同業社しかなかった取引先が、まったく異なる業種からも製造依頼が来るようになり、かつ海外からもお問い合わせが入るまでになりました。他にも『テレビ東京 WBS(ワールドビジネスサテライト)』『フジテレビ #ハイ_ポール』『日本経済新聞』『NHK』など、様々なメディアにも取り上げていただき、日進乳業様が掲げる「スーパーOEM」の実現に大いに貢献することがきました。